医師会の紹介

会長挨拶

会長 冨成伸育
会長 冨成伸育

この度、海津市医師会会長を拝命しました冨成伸育です。

まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。昭和31年岐阜市生まれで、岐阜高校・滋賀医科大学卒業後は岐阜大学医学部に戻ってきました。福井市小浜病院や羽島市民病院にて研鑽後、平成4年に海津町にて「とみなり整形外科」を開院しました。海津出身ではありませんが、ご縁があり海津に住んで早26年になります。次男は海津生まれですし、海津は故郷だと思っております。

今回、会長をお引き受けするにあたり、海津市の年齢分布を調べました。日本の抱える超高齢化社会問題を予見できるような分布は海津も同じです。ですが、先進国はどこも同じ問題を抱えており、また悲観ばかりをする必要はないと思います。60〜70歳が6,000人近く、働き盛りの40代50代がそれに続きます。人口34,863人の内、80代以上は3,000人以上を占めますが、それは長寿を支える土地柄もあるのではないかと推察します。

私達医師会は、この海津に暮らす約3万5千人の健康を守るという使命を持っています。医師会員個々の医院での医療活動はもちろんのこと、医師会病院を利用した人間ドックや市の様々なイベントで、市民の皆様のためになる提案や催しを行なっていくべきと考えています。今や長寿が当たり前となった日本では、次の目標は「健康長寿」であると、前会長の大井先生も説いておられました。私としましては、ただ目の前の病気を治すだけでなく、「病気を防ぐ」や「病気にならない」を目指していけるような地域の頼れる存在でありたいと思います。医師会全体で「健康長寿のまち海津」を推進していけたら幸いです。若い世代の0歳から19歳までは5,400人程度、ということは海津に育まれている人数がそれだけ大勢いることになります。住みやすいまちは環境、教育、医療が充実していることも要件となります。私達医師会は、的確な医療を提供できる存在を充分に対外にアピールできる力を持つべきでしょう。

今まで医師会長を務めていらした諸先輩方を見習いつつ、新しい医師会を皆さんと共に作っていきたいと考えています。至らない点も多々あると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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